うえやま あい

病院への不信感からからだを根本から治癒する東洋医学を独学で勉強していた頃、銀座ナチュラルヒーリング山田佳克先生に出会い、総合自然療法・手技療法など、2011年から本格的にからだの勉強をはじめる。同年より大阪リズムアート佐々木孝之先生に師事し、アドバンスコース・レベル6まで習得。カイロプラクティックの面白さと無限に広がる可能性を学ぶ。

それぞれ"目にみえないもの"と"目にみえるもの"を主とする二人の先生に師事し、それを組み合わせた独自の施術で数多くのミュージシャンやアーティスト、様々なジャンルの方々のからだに携わる。


TUGU

屋号の由来をよく聞かれるので改めてここで。

TUGU "つぐ" は、わたしの名前の "亜" からとりました。訓読みです。

『一番じゃない(次)』とか『墓のイメージ』とかあんまり良い漢字ではないって言われているけど、調べていくとこんなことが書いてありました。


(以下抜粋)

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古代中国は母系の氏族社会に始まり、紀元前2,000年頃に父系氏族社会へと改まるとともに氏族間に階級ができるようになった。そして氏族としての結束を守るために、氏族のシンボル的な意味での“墓”を築いて祖先を慰霊する祭祀が執り行われた。

「亞」という漢字の上下に配された横棒は天地を意味するものであり、左右に配された縦棒を加えて東西南北の四方を現し、氏族が天地人の中間と東西南北の中央に位置することを示したものと考える。

また、天地と陰陽の交感と四方に集散する エネルギー =「気」の働きによって、氏族の繁栄という無尽のエネルギーを得るために「亞」型の図象を用いるようになり、それが”墓室”の形の基本となり、「亞」という字形の原形になったものと推察する。

「亞」という漢字は氏族のシンボリックなものであり、そこに“系統的な流れ”とか“次ぐ”といった意味合いが与えられたのだろう。

「亜」には、良いものを継承する後継者であることと、「気(エネルギー)」を集散し続けるたくましさが備わっていると考える。

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そうかなるほどなんか良いじゃん、と思って改めて "つぐ" というひらがなを眺めていたら、"つぐ" って読む漢字は『つなぎ合わせたり加えて補ったりする』ものが多いことに気づきました。


接ぐ・継ぐ・繋ぐ・告ぐ・注ぐ・・・


わたしのしてることはこれなんじゃないか、と。


でも施術はからだと向き合うきっかけにしかならなくて、2つくらいはお手伝いできるけど最終的には本人次第で「最後に器(からだ)を満たす(注ぐ)のはあなたですよ」ってことで、はじめは【el 3rd TUGU 】(3つめのつぐ) にしました。が、日々患者さんと接している中で、そして師匠の「きっかけは何でもええねん」というひと言で、順番なんてなんでもいいじゃんとあっさり腑に落ち、【TUGU el 3】(つぐが3つ) に変更しました。


つなぐこと。

おぎなうこと。

満たすこと。


そしていまはまだ少しずつだけど

告ぐこと、も。


正直、ひとりで活動しているので屋号はあんまり必要ないのだけど、こうして屋号を考えることがわたしにとってとても重要なことでした。

TUGUに"S"を入れなかったのは、落書きのように描いてて見ためがかわいかったからなだけです笑。でもこれ後で知ったけどインドネシア語で 塔 とか タワー って意味らしい。

『3つの塔』ってのもいいなあ。。